DREAM MAN

理想の自分を目指して・・・

【体験談】歯のブリッジの寿命は10年、費用は3万程度

time 2017/05/07

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ブリッジが取れた

 
右上奥歯のブリッジが取れたのは、

松屋でプレミアム牛丼の特盛を食べているときだった。

ゴキッという違和感を感じ、とっさに口の中のものをトレイに吐き出すと、

そこには肉片と米に混じって歯の形をした銀色のグロテスクな物体があった。

一瞬思考停止状態になったが、

すぐに、数年前騒がれたマクドナルドの異物混入事件が頭に思い浮かんだ。

まさか自分が当事者になるとは・・・思わず怒りがわき上がってくる。

 

しかし間もなく現実を理解した。

「ああああぁぁ!!」

右上奥のブリッジがごっそりなくなっていた。

その異物は俺のじゃないか。

 

数日前に2ヶ月を要した左上奥の虫歯の治療が終え、

やっと両方のアゴで食事ができる喜びを噛み締めていた矢先のことだった。

 

そのブリッジをつけたのは10年前に遡る。

当時、右上奥から2番目の歯をどうしても抜かざるをえなくなり、

その穴を埋めるべく、右上奥から1番目と3番目の歯を土台にしてブリッジを構築したのだった。

てっきり一生モノだと思っていたが、まさか耐用年数があったとは。

 

何より今回ショックだったのは、土台の一つだった一番奥の歯がブリッジとともに崩壊したことだった。

外れたブリッジの中に崩壊した歯が丸ごと入っていたのだ。

 

呆然とした面持ちで会社に戻り、すぐにトイレで取れたブリッジを洗う。

何となくブリッジ内部の臭いを嗅いでみたら、モワッとした何とも言えない嫌な臭いがした。

こういう口臭を発する人いるな・・・という臭いだった。

自分は口臭とは無縁と思っていたが、気づいていなかっただけなのか。

 

その日の夜は、有楽町フォーラムのG棟で催されたマーケティング関連のセミナーに出席した。

が、セミナー中も歯のことが気になり、ほとんど集中できなかった。

 

セミナーが終わり有楽町駅まで歩いている途中、

「ああ俺の人生もこの歳で終わりか・・・」

と思った。

 

42歳にして奥歯が2本なくなるとは・・・

 

飯はまともに食えないし、何より脳に与える悪影響が心配だ。

歯の欠損はボケる原因の一つだと言われる。

また何となく、発音がうまくできなくなった気もする。

 

思えば、これも◯◯剤を使い続けてきた報いかもしれない。

すべて自分が悪い。

これから先どうなっていくのだろう。

 

周りのサラリーマン達が羨ましく見え、急に強い孤独を感じた。

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希望の光

 

誰かにこの苦しみを伝えたくて、帰宅後母親に電話をした。

 

もう人生に希望が持てなくなった、という私に対し彼女は平然とこう言った。

「また作り直せばいいだけじゃん。根っこが残ってれば支柱を立ててまたブリッジをかぶせられるから」

「私だって何本か被せ物してるけど、中に歯はないよ」

 

それを聞いて、目の前の景色が急に明るくなった。

そういうことか!

歯の根っこがあれば何とかなるんだ、と。

 

治療スタート

 

「え~!本当に!」

T歯科の院長は失笑しながら驚いた。

「じゃあちょっと見せて下さい・・・」「はいはい・・・」「あ~これは・・・・」

「一応もう一度ブリッジを作ってみるけど、場合によっては・・・」

 

「入れ歯ですか?それはちょっと・・・」

普通に作り直せるものと期待していた私は、院長の反応に少なからずショックを受けた。

「まあ何とかやってみましょう。うふふっ」

 

院長によれば、一番奥の崩壊した歯の根っこの寿命が、あとどれくらいかが問題だという。

たとえブリッジが再構築できたとしても、5年もつかどうか。

もし今の時点で痛むようなら抜くしかなく、そうなれば当然入れ歯しかない。

とのこと。

 

幸い痛みは全くなかった。

院長は念のため私に心の準備をさせようとしているが、

実際はなんだかんだで10年位は持つ可能性も意外とありそうだと、私は期待した。

 

いずれにしても今の危機さえ乗り切れば、後のことはまたその時に考えればいい。

今とにかく安心したい。

 

治療終了

 

5ヶ月後、無事にブリッジが完成した。

月2回の治療ペースとはいえ、5ヶ月もかかっていたとは意外だった。

ゴールまで一歩一歩進んでいく過程が楽しく、あっという間の5ヶ月だった。

 

ブリッジ自体は、以前のものより堅牢で装着感も申し分ない。

残っていた歯の根っこに、ブリッジのための支柱を立てたわけだが、

なぜあんなに安定するのか、不思議で仕方がない。

 

治療の最後に支払ったブリッジ自体の費用は1万ちょっとだったが、

治療費全体を集計すれば3万位かかっただろうか。

 

にしてもたった3万程度で、この安定を再び手に入れられるこの時代に感謝したい。

これも健康保険制度と歯科医学の発展のおかげである。

 

両方の歯でしっかり噛める快感を日々満喫している。

幸せは当たり前の日常の中にある。

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