DREAM MAN

理想の自分を目指して・・・

【体験談】某単体AV女優が会社の面接に来た

time 2017/10/02

私はAV女優という存在が好きだ。

 

普通のアイドルや女優であってもおかしくないレベルの女性たちが、

芸能界という表の世界ではなく、アダルト業界という裏の世界で自らを表現する。

どんな事情があるのか知らないが、そのギャップがたまらない。

 

とにかく現代のAV嬢のレベルの高さは異常だと思う。

「なんでこんな女がAVをやるのか?」

「ああこのAV嬢と会えたらなぁ・・・」

と興奮半分、嫉妬半分のなんとも言えない複雑な気持ちに何度させられたことだろう。

 

そんな私がふとしたキッカケから

某現役単体人妻系AV嬢と、2時間近く二人だけで話をする機会にめぐまれた。

その一部始終をありのままに記す。

 

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きっかけ

 

私は某風俗系のWEBディレクターをしていて、たまに面接も担当する。

ある日、別の面接官から

「現役AV女優から応募きてますよ。ライターを希望してるのでKさんが対応した方がいいと思います」

と担当を振られた。

 

初めて履歴書の顔写真をみたとき、きれいな人だと思った。

やや作りもの感、微妙にニューハーフ感があったが、それほど違和感はない。

年齢は30代後半。俗にいう人妻系というカテゴリーに属する。

 

履歴書の文章は引き締まっていて、なかなか上手いと思った。

地方の大学を出ていて、出身高校は某県のナンバーワン進学校であった。

このような地頭の良い女性も、今のAV業界では珍しくないのだろう。

 

アピールポイントとして

「現役単体AV女優であること」

「デリヘル経験が豊富であること」

「英語が得意であること」

等が書かれていた。

 

このような経験がある女性なら、私たちの業界でも引け目なくやっていける可能性が高く、採用においては確かにプラスの判断材料にはなる。

 

女優名を知りたかったが履歴書には書かれておらず、写真を見た限りでは誰なのか分からなかった。

 

面接見送りの判断

 

問題は、彼女が現在、某地方都市在住であるということだった。

今回東京まではるばる面接に来て、もし採用だったらこちらへ生活圏を移そうということだろうか?

 

だとすれば私にとって荷が重い。

東京在住の人であれば試しに採用してみるという判断もできるが、地方の人にはそれができない。

特に私たちの業界では、入社後しっくりこなくて辞める人も多い。

仮に採用して私が上司になったとして、その後関係がギクシャクなんかしたら・・・

 

生活圏は人生そのものであり、私の判断が彼女の人生を振り回してしまうことがあってはならない。

 

ということで、非常に残念ではあったが(一度会ってみたかったが)面接を見送ることに決め、履歴書は引き出しにしまった。

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催促の連絡

 

それから間もなくして、彼女から催促のメールが届いた。

「近々AVの撮影で一週間ほど東京に滞在するので、その間に面接をお願いしたい」

とのことだった。

 

個人的には採用しないこと前提で会ってはみたいのだが、それでは彼女に失礼だろう。

ハッキリと断るべきだ。

 

ただせっかく応募してくれたのだから誠意もみせたい。

 

そこで、メールではなく電話で直接伝えることにした。

 

電話で話す

 

「もしもし◯◯さんの携帯でよろしいでしょうか?」

「は・・・はい・・・」

彼女の声を聞いた瞬間、採用はどう考えても無理だと思った。

女性にしてはやや低い声で、何かに怯えているような不安定さがあった。

呂律が回っていない拙い話し方で

「これはクスリでもやってるかも」と経験者として直感した。

 

「面接は二回させて頂きたいのですが、Aさんが東京に滞在する一週間の間に二回ともやるのは、スケジュールの都合上難しいです。なので・・・」

今回は一次面接だけをして、もしそれで合格だったら、次回はまたAさんが東京へ来るときに設定するということでどうか、と提案した。

やはり一度会ってみたいという気持が強くなった。

彼女は一気に採用を決めてほしかったようで「一次面接の後すぐに二次面接もやってほしい」としばらく食い下がったが、最終的にはしぶしぶ私の提案を受け入れた。

面接場所は会社の最寄り駅である山手線S駅近くの喫茶店であることを伝え、当日はK改札近くで一度待ち合わせることになった。

 

面接日当日

 

20時50分に会社を出て、歩いて5分ほどのS駅に向かった。

K改札から20m程離れたところにある自動販売機の前に立ち、K改札から出てくる人々に目を凝らす。

 

すぐに彼女らしき人間が目にとまった。

長身で髪を後ろにまとめたスーツ姿の女性が、やや泳いだ目をしながら改札の外でキョロキョロしている。

 

私は彼女に向かって手をふった。

彼女は遠くでお辞儀をし、緊張した面持ちで私の方へ歩いてきた。

 

「はじめまして◯◯です」

彼女を安心させるため、意識して爽やかな笑顔で挨拶をする。

「あ・・・どうも◯◯です。よろしくお願いいたします」

彼女は低くてあどけない声で応えた。

 

「では、そこの喫茶店で、面接というか世間話でもしましょう」

「あ・・・はい。でも初めてなのによく私だって分かりましたね」

「一応履歴書の写真は確認していたので。結構すぐに分かりましたよ」

 

面接開始

 

喫茶店に入ると、奥の静かな席を確保した。

彼女はすぐにトイレに行き、私はその間、軽く面接のシュミレーションをした。

まずは「いつ東京に来たか」「撮影のスケジュール」「いつ地元に帰るのか」を聞こう。

 

彼女がトイレから戻ると、改めて向かい合って挨拶をする。

やはり面と向かっても、女優名の心当たりはなかった。

私はAVをかなり観てきた方だが・・・本当に”単体”女優なのか?

 

私はブレンドコーヒー、彼女は抹茶ミルクを注文した。

 

「目が大きいですね」

特に褒める意図はなく、純粋に思ったことが口に出た。

それに胸がデカイ・・・。Hカップ位はありそうだった。

もちろんそれには気づかない振りをする。

 

「東京にはいつ来たんですか?」

「今日来たばかりです。事務所の寮に荷物を置いてからここに来ました。明日撮影なんです」

「寮はどこですか?」

「渋谷です」

 

「俺、渋谷に住んでるんですよ」と言いたかったが、

それを言って何の意味がある?と自制した。

 

「いつ◯◯に戻る予定ですか?」

「明後日には帰る予定です。寮費や飛行機代はすべて事務所が出してくれるんですが、ペットの犬を地元のペットホテルに預けてきたので、その料金がバカにならなくて・・・2匹もいるので」

「それは大変ですね。うちも猫を飼っているので分かります。なかなか遠出しづらいですよね」

 

「ところでAV女優名はなんですか?」

「え?それはちょっと・・・」

露骨に嫌な顔をされた。これは意外だった。

そんなに言いたくないものだろうか。

 

やや空気が悪くなったので、状況をかえるべく本来の面接の内容に入ることにした。

 

まずは実際の業務の内容や、会社の雰囲気などから説明する。

初めから採用は無理だと思っていたので、できるだけ彼女があきらめる方向へ話を進めた。

 

しかし彼女は一歩も引かず、やる気をアピールした。

 

私はそれを丁寧にいなしていった。

「確かに◯◯さんの人間性は素晴らしいし、できれば一緒に働きたい」

「ただ、いかに人間性が素晴らしくても、うちの会社と合うかどうかは別問題」

「僕は◯◯さんに幸せになって欲しい。ただ◯◯さんがうちの会社で幸せになれるかどうか疑問」

 

私が言ったことは7割方本音だった。

彼女は人間的には、とても個性的で面白い女性だった。

なので仕事以外での付き合いなら望むところだが、そうもいかないだろう。

そもそも生きている世界が違う。

 

彼女は結構必死のようだった。

これを機に業界から足を洗い安定した生活を得たい、という気持はよく分かる。

ただ、うちの会社ではそもそも彼女が望むような安定は得られない。

だから彼女のためにも、他をあたってもらいたかった。

 

話ははずみ、いつの間にか彼女の人生の話になっていた。内容は、

・子供時代の複雑な環境

・二度の離婚経験

・自殺未遂経験あり

など

 

今でも自殺願望はあり、精神科に通っているらしい。

毎度薬を処方されるのだという。

このように患者を薬づけにして根本から治そうとしない現代医療を、私は心底憎む。

 

お互いのペットの話もした。

1匹目の犬がだんだん年をとってきたので、死んだ時のショックを和らげるため、もう1匹飼うことにしたのだという。

その気持は分かる。

 

「何歳?」

「10歳と3歳。10歳の方が少し衰えてきてて・・・毛が抜けたりとか・・・」

 

「うちも猫が4匹いるんだけど、いずれこいつらも死んでいなくなっちゃうんだなと思うと、元気に生きてくれている今が本当にありがたくて幸せだと思うんだよね」

「使い古された言葉だけど、平凡な毎日の中に幸せがあるんだっていう・・・」

「今が幸せなんだって気づくことが大事だと思う」

 

別れ

 

彼女は目に涙をためていた。

「面接に来てこんな気持にさせられるなんて・・・」

 

特にそんな意図はなかったのだが、彼女にとっては心を揺り動かされる言葉だったようだ。

 

「それでは今日はこんな感じで。今日の面接の内容をボスに共有した上で、また連絡します」

「明日の撮影頑張ってください」

 

彼女は深くお辞儀をすると、何か吹っ切れた様子で去っていった。

次の面接はないことに、気づいていたかもしれない。

 

帰宅途中の電車内で、彼女からCメールが届いた。

「本日はお忙しい中面接にお時間割いて頂き有難うございまいました。心に響くお話を伺えて良かったです。又、御心遣いに感謝致します。御馳走様でした。」

 

女優名判明

 

実は面接の途中で、彼女のAV女優名が急に思い浮かんでいた。

早く家に帰って確認したかった。

彼女の動画、確か購入していたはず・・・

 

自宅に戻ると、2年ぶりにDMMアダルトのマイページにログインした。

そこには当時◯◯剤をやりながら観まくっていたコレクションが100本ほどあった。

懐かしい・・・

 

ノスタルジーに浸りながらサムネイルを一つ一つチェックする。

すぐに彼女らしき女優名を見つけた。これだ。

ドキドキしながら再生ボタンを押す。

 

デビュー作で監督のインタビューに答えている女優は、正に彼女だった。

この話し方と声は・・・間違いなくさっき喫茶店で話した女性である。

 

この女優はお気に入りだった。

にもかかわらず、最初全く気がつかなかったのは、今と昔で目の大きさが変わっていたからだ。

あんなに目を大きくしなくても・・・

この頃の大きさがちょうど良いのに、と非常に残念に思った。

 

いずれにしても、彼女には幸せになってもらいたいと切に願っている。

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